生物は物質(分子)を集合させ、巧みに機能化させることで高度な生命活動を維持している。この生命の力を様々な製造手段に先駆的に利用することができれば、環境への負荷が著しく軽減される等の新規技術開発が可能となる。また作り出された生命物質を最先端材料として利用したり、先進医療に役立てることで、人類の福祉等へ貢献できる。そこで、本講義では、生体機能の分子レベルでの先端有機化学的解説を行い、生体分子の高度な工学的応用を理解して、バイオテクノロジーとナノテクノロジーの相互関係の深化を述べる。更に近年注目されている生物有機化学関連の最先端トピックスを英文専門誌より取り上げ、生物や環境での分子の役割を詳細に講義する。専門的英文課題のレポート作成や質疑応答を授業で課し、読解力や自発的な問題点の理解力の向上を図る。