本講義では、公共部門の経済活動・政策の存在意義や経済への影響の基礎的な理論を、実際の経済問題や農業問題の事例を参照しながら学ぶ。講義の当初3分の2では、ミクロ経済学の基本的なトピックである市場の失敗とその対処法を、余剰分析の手法を用いて理解する。そののち、必需性の高い財・サービスの代表である食料・医療を例に、その直面する課題と対処法について、実際の政策展開例を踏まえて議論する。専門用語には英文を併記し、公共経済学の理論に関して、より正確な理解と検討を促す。