動物の家畜化による肉やミルク、毛皮の増産が人類を発展させたと言っても過言ではない。家畜化は動物の品種改良につながり、生産性はますます向上した。だが人口はますます増加し、従来の交配に頼った繁殖では生産が追い付かなくなっている。生殖細胞工学は従来の繁殖を超えた新たな動物生産方法として、さらには家畜を用いた医薬品の生産や再生医学に向けた臓器作製に必須の学問だと考えられている。そこで本科目では、種の維持のために特化した独特な特徴を持つ生殖細胞について哺乳類でのメカニズムを中心に学び、さらに生殖細胞を用いた最新の実験手法などを学習しより深い理解を涵養する。