細胞生物学は広く生命科学研究の基盤となる学問領域である。先人によって蓄積された細胞に関する知識は膨大であるが、細胞小器官の構造や機能、細胞の分化過程、疾患における情報伝達など未だ十分に理解されていないところも多い。さらに長い間定説とされていた事象が新たな方法論を通じて見直されたり、理解がより深まったりするなど、基礎研究の重要性は増す一方である。本講では細胞生物学の最新のトピックスを、原著論文講読を通じて理解し、研究方法論や思考法を学ぶことを目標とする。