超高齢社会では医療・福祉政策の充実、予防医学的対策の確立が急務であり、健康維持・増進、さらには生活習慣病などの予防・治療を目的とした身体運動(活動)がその手段の一つに挙げられる。身体運動が生体にもたらす影響には功罪があり、生体内部環境要因(生活習慣、健康状態、遺伝的素因等)と生体を取り巻く外部環境要因(気温、湿度、気圧等)の諸条件によって変動する。本講義では身体運動に対する生体応答メカニズムを生理・生化学、分子生物学的視点から論究し、さらに身体運動の功罪を疫学的エビデンスからも検証することで、生命科学研究や健康予知医学研究の発展に寄与する資質の養成を目指す。