基礎統計学は、土木環境工学における基礎科目として確率・統計の基礎理論を習得するための重要な科目である。土木環境工学は、自然との調和に根ざした安全でより快適な生活環境の創造のための工学的素養と技術を扱う学問であるが、確率・統計の基礎理論は、その中で自然現象の的確な把握、構造物の応答特性、そして人間の意識評価といった様々な局面で客観的な判断を下すのに不可欠な工学的手法の一つである。基礎統計学では、この確率・統計の基礎理論について、まず確率論の基礎から始め、確率変数、確率分布の順序に従い学習する。次に、データを用いて母集団の特性を推測し、ある特性について統計的に確かであるか、また二つの事象に関係があるのかなどについてどのように確かめることができるかを学ぶ。このような学習を通じて、様々な情報を統計学的手法により、数理的に表現・分析できるようになる。