振動や波動は、日常に見られる巨視的な世界の物理現象であると同時に、信号伝達や電子回路を表す基礎的な概念である。さらに、原子や分子の微視的な世界を理解するための橋渡しとしても重要である。本講義では、まず基礎となる単振動と1次元の波の伝搬について、現象を抽象化して微分方程式を立て、数理的な解法を習得する。代表的な波の例として光を取り上げ、波動に固有な干渉、回折、偏光などの概念とこれを扱う数理を学ぶ。