身体は筋骨格系とこれを動かす神経系で出来上がっている。我々は身体を自由に動かすことで毎日の生活を成り立たせているが、その仕組みは頭で完全に理解されているわけではない。こういった日ごろは意識されない身体動作の仕組みを、「頭と身体で」理解することが講義の目的となる。
我々にとって健康の維持増進は不可欠である.しかしそれは必要条件の一つであって,物理環境と触れ合いそこに価値を産出していくための必要十分条件ではない.本講義は健康という機能のもう一つ上にある,身体の使い方に関する内容である.頭も身体の一部であることはいうまでない.これら総体の仕組みを理解することは,医学・生命・環境科学を専門とする学生においてはもとより,物理環境に作用を及ぼす機械・ロボット構築を志す学生あるいはヒトがうごめく環境や建造物の構築を志す学生においても必要な知識である.